OK Googleでお馴染みのGoogleホームは、1万5000円程度で購入できます。
Googleホームはスピーカーの中で、Googleアシスタントというアプリケーションが動いています。スマホの中に入っているものと同じです。このGoogleアシスタントのSDKは公開されているため、手元のラズパイにインストールすることで、自作のGoogleホームを作ることができます。
さっそくやってみました。
必要なもの
マイクやスピーカーはラズパイが認識してくれるものなら大丈夫そうです。
ラズパイ | Raspberry Pi 3 MODEL B |
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USBマイク | MM-MCU02BK |
スピーカー | 今回はHDMIケーブルで接続したテレビを利用 |
セットアップする
Google公式のセットアップ手順に詳しく書かれています。ただし英語ですが・・・。
日本語で説明されているサイトもありますので参考までに。
- Raspberry Pi にGoogle Assistant SDKを搭載して「OK Google」してみる。
- クレウエタンさんのサイト
- Alexaと一緒にRaspberry Piに住んでいるGoogle Assistantに日本語をしゃべってもらった
ハマったポイントだけを箇条書き
- スピーカーとマイクのセットアップが正しくできていないとGoogleアシスタントがエラーになります
- Install the SDK and Sample CodeのGet the package以降の作業はすべてvenv仮想環境での実行になります
- 手順の通りに作業をしていると/home/pi/env以下の環境にインストールされます
- 一通りセットアップが済んでもアクティビティの追加をしないと機能してくれません
Configure and Test the Audioを参考に音声の録音と再生ができるようにしておきましょう。
プロンプトが(env)になっていることを確認してからコマンドを実行してください。なっていない場合は、source env/bin/activate
を実行してください。
おかしいと感じてやり直したいときには、env以下を削除して、python3 -m venv env
から再開すればOKです。
ウェブとアプリ、端末情報、音声を有効にします。
googlesamples-assistant-hotword が起動して、OKGoogleに反応してくれれば完了です。最初は言語が英語なので、英語の発音を意識してなげかけてみましょう(^^;)。
やりとりを日本語にする
これを待っていました!
SDKは2017年4月に公開されていましたが、英語のみの対応でした。また2017年12月20日に日本語対応したとリリースされましたが、hotwordのサンプルはまだ日本語に対応していない、と書かれている記事もありました。2018年1月12日時点では、hotwordも日本語に対応していました。
言語を変更するには、スマホのGoogleアシスタントアプリが必要です。
右上のアイコンから進み、
さらに右上の「・・・」アイコン⇒設定⇒自分で登録した端末名と進み、言語を日本語に変更します。
私が試したGoogleアカウントはGSuiteアカウントだったため、Googleアシスタントアプリの実行にはさらにひと手間が必要でした。
仕上がりはこんな感じ。
OKグーグルしてみた
早速アシスタントと遊んでみました。
今何時? | 10時54分です |
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君はだれ? | Googleアシスタントです。よろしくおねがいします。例えば為替レートをお調べすることができます。 |
明日の天気を教えて | 最高気温6度、最低気温-2度で、晴れるでしょう。 |
ここはどこ? | 茨城県です。 |
歌って | ららららーらららららー |
ドルとユーロのレートは? | 1ドル0.819ユーロです。 |
30秒後にタイマーをセット | スタート・・・(30秒後に)ピコピコ |
やけにドラえもんをライバル視しているのが面白かったです。
ドラえもん | 四次元ポケットはもっていませんが、ひみつ道具的な機能は持っていますよ。 |
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タケコプター持ってる? | もってませんが、テッテケテッテ テッテケテッテーテー Googleアース~!これを使えば地球上を自由に移動することができますよ。 |