阿見町立あさひ小学校の先生方を対象にViscuitとScratchのプログラミング体験会を実施してきました。6月に行った本郷ふれあいセンターでの親子向けプログラミング体験会で出来た貴重なつながりです。会場と機器は学校のコンピュータ室をお借りしました。
60分と短い時間でしたが、前半になぜ今プログラミングに親しんでおく必要があるのかという話と、後半にはViscuitとScratchを体験いただきました。20名を超える先生方の中には、コンピュータクラブの先生や、元エンジニアの先生などの強者もいらっしゃいましたが、多くの先生にとっては初めてのプログラミングだったようです。
Viscuitでは、基本の動かし方に慣れていただいた後、ビスケットランド海の生き物にチャレンジいただきました。みなさんが描いた海の生き物を提出して、正面のスクリーンに集合した瞬間、子どもたちと同じように興奮した歓声があがりました。鉄板ですね。その後も収集をつけるのが難しいほどの盛り上がりでした。
Scratchでは、ペンを使って正五角形を描くという課題にチャレンジいただきました。導入として、スプライトの動かし方、回し方、ペンの使い方の説明を終えた直後には、もう五角形を描き終わっていた先生もいらっしゃいました。あれ、五角形って何度だっけ?108度?と、よくある落とし穴に陥り苦戦する声も聞こえました。外角がポイントなので72度になります。中には、1回の実行では、1辺を描いて向きを変えるだけというプログラムを書いて、それを5回実行するというユニークな解き方をされた先生もいました。それも正解です。
60分に詰め込んでしまったことで、説明の丁寧さに欠けたところもありましたが、子どもたちとこんな風にプログラムを体験すればいいのかという発見はお伝えできたのではないかと思います。さてこれを授業の中で扱うにはどうしたらいいかなと、先生同士のディスカッションにつながってくれたらとても嬉しいです。今度は、先生による授業での実施、を目指して引き続きサポートさせていただきたいと考えております。