お隣の美浦村の教育ICT事情

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阿見町の東隣りはJRAのトレーニングセンターで有名な美浦村です。
人口は阿見町の1/3くらいですが、実はこの美浦村、教育ICT先進自治体なのです。

2011年に総務省の「地域雇用創造ICT絆プロジェクト(教育情報化事業)」に採択され、村内全小学校に電子黒板とタブレットPCの本格導入を着手しています。村のWebサイトによると、今では、村内の全小中学校の普通教室に電子黒板と書画カメラが配備され、タブレット型PC1台あたりの生徒数は約3人。文科省が2013年度から2017年度にかけて掲げている第2期教育振興基本計画の目標をすでに達成しています(教育用コンピューター1台当たりの児童生徒数は3.6人)。2016年3月の調査では、全国平均で1台当たり6.2人ですから、美浦村がいかに頑張っているかが分かります。設備の普及だけでICTの利活用が促進されるとは考えませんが、やはり身近にそうした機器があるのかないのかは大きな差になります。

利用促進という意味合いでは、美浦村は村内全校にICT支援員を配置しています。4%の調整給与が支払われる代わりに残業代が支給されず、民間企業のような長時間労働防止に対する規制の無い先生方にとって、未来に対して価値のあるICTへの取り組みとは言え、負担が増えてしまうことは厳しいことと思います。地域のこどもへの教育を学校の先生と保護者だけでなく、ICT支援員など地域の有識者の手を借り、決して個人の重荷にならないように取り組んでいくことが大切だと思います。

頑張りましょう、我が町、阿見町。

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