2019年の阿見は「プログラミング的思考を育む年間指導計画の見直し」と「授業の進め方の事例研修」

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3月5日から行われている阿見町の2019年第1回定例会で、プログラミング教育に関する一般質問が行われました。はじめて地方議会を傍聴しました。議員のみなさん、長丁場で体力勝負なんですね。以下、ポイントをまとめます。

プログラミング教育を充実させる2019年度の計画

  • プログラミング的思考を育むため、プログラミング教育を位置づけた年間指導計画の見直しと、研修による共有
  • 1つ目の計画に沿った、プログラミング授業の進め方についての事例研修

先生へのサポート

  • 学校における教育の情報化の実態等に関する調査によると、7割近い先生が生徒に対してICT活用を指導できているため、プログラミングの授業も対応できると考えている
  • ICT支援員導入の予定は無いが、学校の実態に応じ検討していく
  • 保護者など地域の方へ公募を行い、専門的な知識を持つ人材を集めたい

学校へのICT機器の整備

  • 町内小中学校で使用しているパソコンは、生徒用約350台、先生用は約450台ある
  • 電子黒板等の大型実物投影機は約80台で54%の整備となっている
  • 無線LANアクセスポイントは可動式のものを各校に整備している

阿見町の小中学生の数は3644人なので、パソコン1台あたりの生徒数は、10.4人/台です。2018年3月の調査によると全国平均は5.6人/台。2022年までの文科省の整備目標3.6人/台までの進捗率は34.6%です。あと700台くらい購入しないと足りない計算になります。
無線LANも教室に常備ではないので、いつでも気軽にという状況では無いようです。

地域人材の活用が検討されていることは、町の柔軟な対応方針を感じます。
学校のICT環境整備には、文科省が主導し、5カ年単年度1805億円の地方財政措置が定められているます。
阿見町に限らず、ICT環境の改善が必要な自治体では、環境整備計画を作り、子どもたちの学習ICT環境が充実することを期待いたします。

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