コンピューターを理解し使えることが目的

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すごく当たり前で、何を言っているのかと叱られそうですが、自分の頭のモヤモヤを整理してみました。

教育ICT化と聞くと、

  • 教室にパソコンやタブレット、電子黒板、書画カメラ、デジタル教科書を導入して、双方向で分かりやすい授業をする
  • 先生の事務仕事を紙からデジタル化して効率化する

とイメージします。
プログラミング教育と言うと、

  • コンピュータープログラムを作る際に求められる論理的な思考法(逐次、分岐、繰り返しなど)を学ぶ
  • 実際にプログラムを作成して、画面の中で絵を動かしたり、簡単なロボットを制御したりする

とイメージします。

当たり前かもしれませんが、どちらも同じことを目的に導入され学びます。

コンピューターを理解し、使って問題を解決する力を身につけること。

もっと言うと、人がやらなくても(あるいはできなくても)、コンピューターにやらせて、作業を効率化、自動化したり、これまでできなかったことを表現すること。日本語だと馴染みがないですが、こういうことがコンピューティングなのでしょうね。

教育現場よりICTの活用が進んでいる企業のオフィスでは、紙の情報をデジタル化し、オフラインよりオンラインの情報・サービスを利用することで、業務を効率化してきました。ただし、システム開発を担当する企業や部署以外では、プログラミングはあまり意識されて来ませんでした。既成のソフトウェアやサービスを利用することで、メリットが得られていました。

これから子供達が学んでいくコンピューターの使い方にプログラミングを含めていく理由は、既成のソフトウェアやサービスだけでは対応しきれず、簡単なスクリプトやマクロを普通の人(非エンジニア職)が作ることを求められる社会になっていく、これに備えましょう、ということなのだと思います。

そんなに難しいことではなく、

  • 表計算のExcelで毎日同じ作業をしていたけど、マクロにしたらすごく楽になった
  • 申し込みメールを受信したらテンプレートで返信を出していたけれど、GoogleFormで受付けて、スクリプトで自動返信するようにした

など、今得られているICT化のメリットのすぐ先に、プログラミングの世界が待っています。

子供達も同じで、コンピューターがどのようなもので何に使えるのかを知っていたら、「今やっているこの作業ってコンピューターにさせたら簡単にできないかな、もっと凄いことできないかな」という発想が持つことができるようになる。これがコンピューターを使えるようになったということなのだと思います。

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